![[レビュー] RX100M6を半年使ったのでレビュー、一眼レフからコンデジに変えてわかったこと](https://suke-log.com/wp-content/uploads/2019/05/D5500-2.jpg)
こんにちはSuke(@Dmaro0716)です。
今日はSonyのコンパクトデジカメRX100M6の紹介をしたいと思います。
もともとは一眼レフを使っていたのですが、コンデジが最高すぎて一眼→コンデジに機種変しました。
変えてわかったことやRX100M6の魅力をお伝えしたいと思いますので、最後までお付き合いください。
目次
一眼レフからコンパクトデジカメに乗り換えた理由
元々はNikonのD5500という一眼レフを使用していました。
とてもいいカメラだったのですが、今はD5500は手放してコンパクトデジタルカメラ(RX100M6)を使っています。
スペック的にはD5500 > コンデジなのになぜ、一眼レフ→コンデジに変えたのか?
これには理由があります。
重さが気になった
D5500は一眼レフの中でも軽い方、で単焦点レンズと組み合わせても1kgほどでした。
使い始めは、綺麗な写真が撮れる嬉しさから、どこにでも持ち歩き写真を撮っていましたが、慣れてくると1kg〜のカメラを持ち出すことが億劫になり使う機会が減りました。
せっかくいいカメラを持っていても、使わないなら意味がないと思い、軽くて持ち運びが苦にならないものを選ぶことに。
候補は何機種かあったのですが、大きさ、画質、利便性を考えたらRX100M6となりました。
RX100M6シリーズを選んだ理由
パナソニックのLX100M2と最後まで悩みましたが最終的にRX100M6を選びました。
決め手となったのは大きさで、LX100M2はジーンズのポケットに入りませんでしたがM6はぎりぎりポケットに収納することができました。
持ち運びが苦にならない大きさを重要視していたので、ポケットに入るか入らないかはすごく大事なポイントでした。
また、M6は最大200mmの光学ズームに対応しているので、これ一台で標準から〜望遠カバーできる点もいいと思った点です。
同サイズのライバル機はたくさんありますが、M6の性能は他よりも頭一つ抜けていたので最終的にM6を選びました。
外観
この小さな筐体の中にEVFファインダー、フラッシュ、望遠レンズが入っています。
最初見たときは想像もできませんでした。触ってみるといかに無駄なく機器が箱の中に敷き詰まっている事がわかります。
ここの部分どうなっているのだろう?と考えずにはいられません。
男心をくすぐるポップアップギミック
RX100は見た目はコンパクトですが、フラッシュと内臓EVFを搭載しています。
上のレバーをスライドすればフラッシュが飛び出し、サイドのレバーをスライドさせるとファインダーがポップアップします。
このギミックが最高にかっこいい!
男であればこういう「仕組」的なものが大好きなはず!!
「カシャッ」と勢いよくせり出す機構をみているだけで満たされます。
おそらくバネのようなもので動いていると思うのですが、「バネ」らしきものが全く見当たらないんですよね〜
一体どうなっているのやら...さすが世界のSONYです。
チルトがすごい
RXシリーズの中でもM6は一番チルトの可動域が広いです。
このようにチルトを起こすと液晶が反対側に倒す事ができます。
自撮りする際に使えそうですね。
これだけではありません。
このような倒し方もできるので、ローアングルも楽々撮れちゃいます。
とにかく可動域が広い!上からでも下からでも反対側からでも液晶を確認できるので、無理ない姿勢で撮影する事ができるのが本当に便利です。
重量
保護フィルム、グリップ、ストラップをつけているので、多少誤差はありますが大体300gほど。
見た目ほどは重くない印象です。
撮影中、重くて腕が疲れることはありません。片手でサクッといけちゃいます。
この軽さこそがコンデジの最大のメリットですね!
200mm光学ズーム スナップから望遠までこれ一台
M6は24mm-200mmのズームレンズを備えています。
数値だけ見ると、これがどのくらいなのかわからないと思いますので実際に写真を撮って比較してみましょう。
ベンチ上の赤いおもちゃを狙っていきます。
24mm(最小)
ズーム無しの状態です。
100mm
半分までズームした状態です。
かなり近くなりました。
200mm
かなりよることができました。
ここまで寄ると手ぶれの影響で枠内に収めるのが難しい...
RAW撮影の場合は200mmまでしかよることができませんが、JPEGで撮る場合デジタルズームでさらに近づくことができます。
200mm×2.0 (デジタル併用)
JPEG撮影の場合デジタルズームを使う事ができ、さらに近く事ができます。
少し画質は落ちるみたいですが、気にならないレベルです。
動物園や、子供の運動会、近づきたいけど近づけない場面は多々あると思います。
そんな時200mmまでズームできるM6はかなり重宝するでしょう。
撮影しているときは欲が出て「あともう少しズームできれば..」と思うことはありますが、ほとんどの撮影は200mmもあれば事が足ります。
これ以上倍率を上げても大きく重くなるだけでせっかくのコンパクトデジタルの意味がありません。
コンパクトな上ここまでズームできるM6は最高です。
メインで使うのもアリですが、サブ機として持っておくだけでも心強いですね!
オートフォーカスが爆速
カメラ経験が浅い僕にとってオートフォーカスの性能は重要です。
オートでピントを合わせた後にマニュアルで微調整するような高等技術はとてもじゃないけどできません。
オートでピントがあった時点でほぼほぼ撮れる絵が決まります。
つまり、いかに精度よく高速に被写体を捉えることが重要になってきます。
Sonyのカメラはオートフォーカスが速いことで有名です。
RX100M6は世界最速0.03秒で被写体にピントを合わせることができます。
これはα9(フラグシップ機-0.05秒)を凌駕する性能で動き回る被写体に対しても瞬時にピントを合わせることが可能です。
先の動きが読みにくい動物でもしっかりと追従します。
焦点距離 : 72mm F値 : 5.6 露出時間 : 1/320
以前使っていた一眼レフは、エントリー機ということでフォーカスが甘い部分がありました。
今では当たり前の瞳AFも付いていません。
人物を撮影する場合、いつも鼻の頂点にピントが合ってしまい目や口などのパーツがボケていました。特に明るい単焦点レンズを使うとすごく目立つんですよね。
せっかくいい写真が撮れても、拡大するとピントがずれていることに気づき何回も撮り直していました。
今まで何回ベストショットを無駄にしたことか...
では実際、使ってみてどうなのかというと
動き回る被写体に対してもしっかり追従します。
しかも、人を狙っている場合は常に瞳にピントが合っています。
撮影領域内に捉えれば、こっちのもんです。
あとはシャッターを押すだけ。
焦点距離 : 72mm F値 : 4.5 露出時間 : 1/200
一つデメリットを挙げるとすれば、AFが優秀すぎて腕が上がらないことです。
モバイルバッテリーで充電しながら撮影可能
カメラを購入した場合、追加でバッテリーパックを購入することはよくあります。
それはなぜか?バッテリーの持ちが悪いからです。多く撮影する人は2つも3つも同じバッテリーを持っています。
さらに、それらを充電するための急速充電器をセットで買う羽目になります。
だからカメラはお金がかかるんですよね〜
スマホのようにケーブルで充電できればいいのに!と思っていたところ、なんとM6はMicroUSBで充電できるんです!
このようにサイドのMultiUSB端子にMicroUSBをブスッと挿入するだけで本体を充電することができます。
このようにモバイルバッテリーと組み合わせ使えば、バッテリー切れの心配もありません。
この組み合わせ最強です!スマホやカメラを充電すると考えるとモバイルバッテリーの容量は5000mAh-10000mAhくらいがいいと思います。
充電が開始すると電源ボタンのLEDがオレンジ色に点灯します。
※撮影しながら充電も可能ですが、発熱するのであまりオススメできません。
一眼レフ並みの画質
M6を使用する前まではAPS-Cの一眼レフを使用していました。
センサーサイズで比較すると受光面積が大きいAPS-Cの方が理屈では有利になりますがM6はその差を全く感じさせないほど画質がいいです。
画素数は2100万画素(総画素)とコンデジの中ではトップクラス。さらにツァイスのレンズを搭載しているので細部まで細かく描写してくれます。
焦点距離 : 72mm F値 : 4.5 露出時間 : 1/200
動物園で撮影したインコの写真です。羽の細部まで細かく描写されています。
望遠側で撮影すると僅かながら背景もぼかすことができます。
焦点距離 : 58.9mm F値 : 4.5 露出時間 : 1/200
日中でも綺麗な写真が撮れるので、大きくて重い一眼レフの出番はますます減りますね!
焦点距離 : 63.5mm F値 : 4.5 露出時間 : 1/500
暗所での撮影は光源がある場合、上手く撮れるのですが光が少なくなると厳しくなります。
「手持ち夜景モード」を使うとある程度の明るさまでは、手持ちで撮影が可能です。
「下記写真は手持ち夜景モード」で撮ったものです。
焦点距離 : 23.4mm F値 : 4 露出時間 : 1/25
レンズが明るい
M6は望遠性能が高く、焦点距離は24-200mm、絞り値はF2.8-F4.5となっており、200mmのズームレンズにしては、かなり明るいレンズが搭載されています。
M6 | M5A | M5 | M4 | |
絞り値 | F2.8-F4.5 | F1.8-2.8 | F1.8-2.8 | F1.8-2.8 |
焦点距離 | 24-200mm | 24-70mm | 24-70mm | 24-70mm |
焦点距離 : 72mm F値 : 4.5 露出時間 : 1/640
室内での撮影や光源が少ない場所での撮影は暗めに写りますが、それでも同クラスのレンズを搭載しているコンデジよりかは明るいです。
RAW撮影にも対応しているのでSonyの画像編集アプリで明るさ調整すれば、ある程度の暗さまでならカバーすることができます。
僕はAdobeのフォトプランを利用しているのでLightroomで編集しています。
まとめ
RX100M6を買って本当に良かったと思います。
このカメラ一台で、様々なスタイルの撮影をこなす事ができるので使っていて飽きません。
また、画質はもちろん機能も申し分ないので、メインカメラとしても十分戦えると思います。
一眼レフからコンデジに変えて一番良かったことは撮影する機会が圧倒的に増えたことです。
サイズが小さいので、ポケットやらバッグの中に入れて持ち歩き、撮りたいときに撮っています。
自由気ままに撮影できることは最高に楽しいです。
いくらいいカメラを持っていても使わないなら意味がないので、一眼レフから変えて正解でした。
少々値段が高いのがネックですが、最高の相棒になることは間違いないです。
いつかM6と旅がしたい...end